能を滅ぼさない。
日本を滅ぼさない。
室町時代の能楽大成者・世阿弥から約七百年。
能楽最古の金春流では
飛鳥時代から約千四百年。
能楽は幽玄の美と深い精神性を備えた、
日本を代表する舞台芸術です。
能楽には古来からの日本人の自然観、宗教観、
道徳観、人生感、倫理観等の
「日本人のこころ」が凝縮されています。
私たち「能の心を未来に伝える会」は、
今日の日本人が忘れかけた
本当の「日本のこころ」を蘇えらせるために、
能楽による分かりやすい啓蒙活動を通じて、
教育活動・社会貢献活動を行い、
日本の伝統芸能「能」の心を、
未来の世代へと受け継ぐことを
目的として設立されました。
現代では能楽に触れる機会が限られており、
特に大人であっても、
能の舞台を一度も観たことがない方が
少なくありません。
私たちは
「本物は心を動かす」という信念のもと、
これまで能に触れる機会がなかった
社会を支えてきた人々に向けて、
本物の能との出会いを提供して参ります。
代表理事 山井 綱雄
(シテ方金春流能楽師)
私たちは、
これまで能を体験したことのない方々に
“初めての本物の能”を
届けたいと考えています。
能の公演は一夜限りですが、
その体験は観客の心に長く残り、
次の文化を育てていくのです。
その本物の体験こそが大切だと
私たちは考えています。
能をまだ見たことのない人にとって、
その世界は少し難しく思えるかもしれません。
しかし、実際に舞台に触れた瞬間、
多くの方が
「静けさの中に不思議な力がある」と感じます。
能は、知識がなくても
心で感じ取ることのできる芸術なのです。
国内無料公演の定期開催をはじめ、
海外公演も視野に考えています。
能楽(のうがく)は、「能」と「狂言」から成る日本を代表する古典芸能です。六百年以上の歴史を持ち、
2001年にはユネスコの第一回世界無形遺産にも登録され、海外からも高い評価を得ています。
能は、面(おもて)や絢爛な装束を身にまとった人物が、
笛や太鼓の音、謡(うたい)と呼ばれる声楽に合わせて舞い、物語を紡ぐ歌舞劇です。
哀しみや恋慕、怒りといった人間の心情を、わずかな所作や声の抑揚に凝縮して表現するのが特徴で、
時には亡霊や精霊といった人ならざる存在が主役となることもあります。
狂言は、人々の日常や世相を題材に、会話を中心に物語を展開する劇です。風刺やユーモアを交え、
庶民のたくましさを生き生きと描き出します。人物像を類型化したり動きを大げさにしたりすることで、
思わず笑いを誘う軽やかな世界を築き上げてきました。
能と狂言は表情も役割も異なりながら、共通の源を持ち、ともに日本人の精神や美意識を映し出しています。
この二つを合わせて「能楽」と呼び、今も受け継がれ、磨き続けられている伝統芸能です。
能は、単なる古典芸能ではなく、
日本人の自然観や人生観を映し出す鏡です。
その心を現代に生きる人々と分かち合い、
さらに未来の世代へ受け渡すこと。
人々の心に灯をともす営みを積み重ね、
日本社会に新たな活力を生み出していくこと
―それが私たちの描く未来です。
日本に古くから伝わる名作「羽衣」が、特別な演出《霞留(かすみどめ)》とともに舞台に立ち上がります。
舞台は、富士山を望む三保の松原。漁師・白龍が拾った羽衣をめぐり、天女との出会いと別れが描かれます。羽衣を返すかわりに天女は天上の舞を舞い、春の景色の中へ溶け込むように空へ帰っていきます。 《霞留》の演出では、天女が霞に紛れるように静かに姿を消し、観る者の心に深い余韻を残します。
狂言は、人間国宝・山本東次郎師による「素袍落(すおうおとし)」。 伊勢参りに向かう主人の使いとして伯父を訪ねた太郎冠者は、代参を託され酒を振る舞われるうちに酩酊し、素袍をめぐる騒動を引き起こす——祝言性と酒の笑いに満ちた一曲です。
幽玄の世界を心ゆくまで味わう、一夜限りの特別公演です。
■ 公演概要
日時:2026年2月21日(土)開演 18:00(開場 17:30)
会場:セルリアンタワー能楽堂
https://www.ceruleantower-noh.com/access/
■ プログラム
◆ 狂言「素袍落」 シテ 山本東次郎(人間国宝・大蔵流)
◆ 能「羽衣 霞留」 シテ 佐々木多門(喜多流)
私たちの活動は、
皆さまからの温かいご支援によって
支えられています。
ご寄付は、能の公演を実現するための
大切な力となり、
未来の世代へ日本文化をつなぐ
礎となります。
いただいたご寄付は、次のような活動に充てられます。
ご寄付は銀行振込にて受け付けております。
お振込みは下記の銀行口座にお願いいたします。
法人名 一般社団法人能の心を未来へ伝える会
設立年月 2025年4月25日
代表理事 ⼭井綱雄(シテ方金春流能楽師)
理事 岡⽥誠司(前駐バチカン国特命全権⼤使)
理事 北川洋⼦(⽉島倉庫株式会社最⾼顧問)
参与 平野⼤輔(⽉島倉庫株式会社専務取締役)
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(前駐バチカン日本国特命全権大使)